先端エレクトロニクス研究会

先端エレクトロニクス研究会について

今日の情報化社会を支えているエレクトロニクス技術は,電磁気学,半導体物性論,分子機能材料論,表面科学などを基礎にして,急速にかつ高度に発展してきました.近年では,量子コンピュータや人工知能に代表されるように,量子力学や量子情報理論など,従来とは異なる学理を基礎にして,その領域をさらに拡大し続けています.このように,エレクトロニクスの先端分野では,日に日に,必要とされる学問領域が広く,かつ,複雑になってきているため,若手研究者やエンジニアがそのような基礎学理を学ぶことがますます困難になっているのが現状です.そこで,本研究会では,そのような先端エレクトロニクスに関連する基礎学理に関する進展をいち早く捉え,纏めて,分かりやすく伝えることを目的としています.


2019年度第1回研究会について

2019年度は元号が変わる年であるため,一度,基本に戻って,エレクトロニクス分野で最も重要な学問のひとつである「電磁気学」に焦点をあてて,人類がどのように電気・磁気を捉えててきたか,また,どのような電磁気現象に心を引かれたのかを学び直すと同時に,つぎの研究開発のヒントとなるよう,電磁気学に関する演示実験を含めて,分かりやすく解説して頂く研究会を以下のように企画しました.講師は,この分野に造詣の深い大阪大学の久保等先生を予定しています.日頃,エレクトロニクス分野の研究開発に従事している若手研究者・エンジニアだけでなく,若手を教育する立場にいるような方々にも役立つ内容を企画しています.なお,研究会にはどなたでも自由にご出席いただけます.

日 時:2019年6月1日(土)13時〜15時
場 所:大阪大学吹田キャンパス・E1-115 メモリアルホール
参加費:無 料

幹事

尾崎 雅則(大阪大学),久保 理(大阪大学),藤井 彰彦(大阪大学),丸田 章博(大阪大学),森 伸也(大阪大学)